メニュー

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎とは?

亀頭包皮炎とは、男性の陰茎の先端部分である亀頭と、それを覆っている包皮に炎症が起こる病気です。赤みや腫れ、痛みやかゆみなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。

亀頭包皮炎の症状

亀頭包皮炎の症状は、人によって様々ですが、一般的には以下の症状が現れます。

  • 赤み:亀頭や包皮が赤くなる
  • 腫れ:亀頭や包皮が腫れる
  • 痛み:患部に痛みを感じる
  • かゆみ:患部がかゆい
  • 分泌物:患部から白い、黄色い、あるいは緑色の分泌物がでる
  • 悪臭:分泌物に悪臭が伴う場合もある
  • 排尿時の痛み:尿をかける際に痛みを感じる場合もある

亀頭包皮炎の原因

亀頭包皮炎の原因としては、以下のものが考えられます。

  • 細菌感染:ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が感染することが最も一般的な原因です。
  • 真菌感染:カンジダ菌など、カビの一種である真菌が感染することもあります。
  • 刺激:石鹸や洗剤などの刺激物、摩擦などが原因となる場合もあります。
  • アレルギー:避妊具や洗剤などに対するアレルギー反応が原因となる場合もあります。
  • 糖尿病:糖尿病患者さんは、抵抗力が低下しているため、亀頭包皮炎になりやすい傾向があります。
  • 免疫力の低下:ストレスや疲労などによって免疫力が低下すると、感染しやすくなります。

亀頭包皮炎の病気の種類

亀頭包皮炎は、原因となる菌の種類によって、大きく以下の2つに分けられます。

  • 細菌性亀頭包皮炎:細菌感染によって起こる亀頭包皮炎です。
  • カンジダ性亀頭包皮炎:カンジダ菌などの真菌感染によって起こる亀頭包皮炎です。

亀頭包皮炎の治療法

亀頭包皮炎の治療法は、原因となる菌の種類や症状の程度によって異なります。

薬物療法

  • 抗生物質:細菌感染の場合は、抗生物質を塗布したり、内服したりします。
  • 抗真菌薬:カンジダ感染の場合は、抗真菌薬を塗布したり、内服したりします。
  • ステロイド剤:炎症を抑えるために、ステロイド剤を塗布する場合もあります。

清潔保持

患部を清潔に保ち、刺激となるものを避けることが大切です。

包茎の手術

包茎が原因の場合は、包茎の手術を行うことがあります。包茎とは、包皮が亀頭を覆いすぎてしまい、清潔を保てない状態のことです。小児の場合は、亀頭包皮炎を繰り返す原因になっていることがあります。

治療を受ける際の注意点

  • 自己判断で薬を服用したり、塗布したりせず、必ず医師の指示に従ってください。
  • 治療を途中でやめてしまうと、症状が再発する可能性があります。
  • 相性があわない薬がある場合もありますので、医師に相談しましょう。

予防方法

  • 清潔を保つ:お風呂で洗う時は、石鹸の泡(あわ)で優しく洗い、清潔を保ちましょう。強く擦って洗うのは避けましょう。
  • 通気性の良い下着を選ぶ:通気性の悪い下着は蒸れてしまい、細菌が繁殖しやすくなるため、避けましょう。
  • バランスの取れた食事:免疫力を高めるために、バランスの取れた食事を心がけましょう。
  • ストレスを溜めない:ストレスは免疫力を低下させるため、ストレスを溜めないようにしましょう。

受診の目安

  • 亀頭に赤みや腫れがある
  • 痛みやかゆみがある
  • 分泌物が出る
  • 排尿時に痛みがある

上記のような症状がある場合は、早めに泌尿器科を受診しましょう。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME