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残尿感

残尿感とは、「排尿後にまだ尿が残ってる感じがする」ということですが、「残尿感」と「残尿がある」ことは同義ではありません。実際残尿が無い場合でも、残尿感が出る場合があります。

残尿感

膀胱炎など炎症がある場合は、膀胱内にあまり尿が溜まっていないにも関わらず「残尿感」があるため、すぐにまたトイレに行きたくなったりします。膀胱炎の場合は、抗生物質の内服で尿がきれいになれば、徐々に症状が改善します。男性は、膀胱炎は少なく、前立腺炎による症状などが考えられます。

残尿がある

実際に残尿がある場合は、高齢男性なら前立腺肥大症による下部尿路閉塞を考えなければいけません。また、膀胱の神経や形の異常により排尿筋力が低下した状態である「神経因性膀胱」も考えられます。その他、糖尿病が悪化すると、膀胱の知覚・運動神経障害による残尿がみられる場合があります。脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアでは、脊髄神経の障害により、排尿収縮筋力の低下のため、残尿が増えます。女性では、加齢や出産による骨盤底筋力の低下で膀胱下垂がある場合や、高齢者では骨盤臓器脱を合併している場合に排尿障害を来たし、残尿が増えます。

 

残尿感は、あくまでも主観的な症状ですので、検査では異常がみられず、原因が不明の場合もあります。重大な病気が隠れている場合もあるので、まずは泌尿器科を受診していただく事をお勧めします。

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